セックス・ピストルズ、フランク・カーターをボーカルに『勝手にしやがれ!!』全曲披露へ

セックス・ピストルズの元メンバー、ポール・クック、グレン・マトロック、スティーヴ・ジョーンズがフランク・カーターと共に歴史的アルバム『勝手にしやがれ‼』をロンドンのブッシュ・ホールで全曲演奏する。仲違いしているジョニー・ロットンに代わりフランクをボーカルに迎え8月13日、14日にチャリティコンサートを開催予定だ。

1977年リリースされたパンクロックを代表する伝説のアルバムをパフォーマンスするコンサートのチケットは5日(水)からwww.livenation.co.uk/artist-frank-carter-and-sex-pistols-1501314で発売開始となっており、売り上げは、ブッシュ・ホールの保存費用に回される予定だ。

ドラマーのポールとギタリストのスティーヴは同ホールでのコンサートを見ながら育ったそうで、一方のフランクは2012年に自身のバンド、ピュア・ラヴを率いて同ホールで初コンサートを開催していた。

ちなみにフランクとスティーヴは、2008年にスティーヴのラジオ番組にフランクがゲスト出演し意気投合した過去がある。

昨年はコンサートのブッキングが24.5%減少していた同ホール、今回の売り上げは設備の改善やプログラムを組み直し新進気鋭のアーティストらをサポートする費用に割り当てられるという。

ワイト島フェスティバルを主催するプロモーターのジョン・ギディングス氏はこう話す。「ブッシュ・ホールのような素晴らしい音楽会場なしに、今日のフェスティバルのヘッドライナーは揃いませんでした。ブッシュホールはアーティストらが経験を積み、技術を磨く場所です。こういった会場が続くことは音楽業界が繁栄し、進化するのに必要不可欠であり、異論の余地はありません。セックス・ピストルズとフランク・カーターの協力に感謝しています。素晴らしいコンサートとなることでしょう」

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