『マッドマックス』のディストピア的未来、資金不足から誕生!?

「マッドマックス」シリーズは資金不足による限られたリソースから生まれたものだという。

1979年にオリジナル作品『マッドマックス』を監督し同シリーズで大成功を収めているジョージ・ミラー(79)によると、1作目は当初「メルボルン市を舞台にした現代的な物語」として書かれたものの、資金不足のため最終的に「ディストピア的な未来」が舞台となったそうだ。

ミラー監督は、スカイ・ニュースにこう語った。「最初の『マッドマックス』は間違いなく限界から生まれたものだった。最終的には、それが非常に重要な鍵になったんだ」「通りの真ん中でカーチェイスをするような資金がなかった。余分な車を用意したり、スタントマンを車に乗せたりするね。路面電車やバスにエキストラを乗せることもできなかったし、建物も使えなかった。だから数年後の未来に設定することにしたんだ」

5月31日(金)に日本でも公開のシリーズ最新作『マッドマックス:フュリオサ』では、2015年公開の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でシャーリーズ・セロンが演じたシタデルの大隊長の女戦士フュリオサの若き日が描かれる。同新作でフュリオサを演じたアニャ・テイラー=ジョイ(28)は、シャーリーズの足跡をたどるのは難しかったとしながらも「でも、シャーリーズを通してフュリオサを好きになったし、このキャラクターがとても重要だと感じたから、彼女の人間性のために戦うことをより強く決意したの」とスカイ・ニュースに語っている。

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