笹生優花6位浮上でパリ五輪に迫る 渋野日向子は131ランクアップ/女子世界ランク

全米女子オープンでワンツーフィニッシュの笹生優花(左)と渋野日向子が浮上(撮影/村上航)

3日付の女子ゴルフ世界ランキングが発表され、「全米女子オープン」で日本勢初のメジャー2勝目を飾った笹生優花は30位から6位に上がり、2021年10月の自己最高5位に迫った。

日本勢4番手から一気に最上位まで浮上し、2週後の「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」(ワシントン州サハリーCC)を終えて決まる8月「パリ五輪」の代表争いを大きくリード。15位以内の選手は各国最大4人まで出場できることもあり、フィリピン代表だった21年「東京五輪」に続く2大会連続出場に前進した。

笹生に次ぐ2番手の争いも激しさを増し、全米女子6位の古江彩佳が3ランクアップの22位で3番手に浮上。大会44位で1ランク後退の19位となった畑岡奈紗に迫った。大会12位だった山下美夢有は2ランク後退の25位でも僅差にいる。

全米女子で単独2位の渋野日向子は131ランクアップの61位。獲得した世界ランクのポイント60ptは同週開催の日本ツアー「ヨネックスレディス」優勝の12ptを大きく上回り、2週前の米ツアー「みずほアメリカズ・オープン」優勝の62ptに近い数字だった。

ともに全米女子9位の竹田麗央は40位(5ランクアップ)、小祝さくらは47位(4ランクアップ)とそれぞれ順位を上げた。

ヨネックスレディスで6年ぶりの優勝を遂げた新垣比菜は101ランクアップの246位となった。

1位ネリー・コルダ、2位リリア・ヴ、3位セリーヌ・ブティエ(フランス)、4位イン・ルオニン(中国)、5位ハンナ・グリーン(オーストラリア)に変動はなかった。

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