『Destiny』石原さとみと仲村トオルが最後の対決 奏と真樹の“運命の愛”もついに決着

『Destiny』(テレビ朝日系)の最終話では、石原さとみ演じる西村奏が真犯人との最終対決に挑む。

石原にとって3年ぶりの連続ドラマ復帰作となる『Destiny』は、ドラマ『Dr.コトー診療所』(フジテレビ系)シリーズ、映画『涙そうそう』などを手がけた吉田紀子が、脚本家人生初となる“検事”の世界を舞台に紡ぐ完全オリジナルサスペンスラブストーリー。

主人公の検事・奏(石原さとみ)が、大学時代の恋人・野木真樹(亀梨和也)と12年ぶりに再会したことで、青春時代の“ある事件”が甦り、運命の波に翻弄されていくことになる。正義を胸に、過去の悲劇やいくつもの謎に立ち向かう一方で、真樹との運命的な愛に揺れ動く奏の苦悩と決断が描かれる。

野木邸放火事件の再捜査を続けていた奏。犯行を自供した真樹が、実は梅田祐希(矢本悠馬)をかばっていたことがわかったものの、祐希も犯行は否認。迷宮入りしたかのように見えた捜査だったが、奏の執念の追跡により、ついに放火の真犯人が判明する。

ニュースで東正太郎議員(馬場徹)の民事党総裁就任報告を見ていた奏は、正太郎と父親で元総理の東忠男(伊武雅刀)のそばで拍手している人物に釘付けになる。そこにいたのは、野木邸放火事件の証拠写真に映り込んでいた男。国会議員便覧を調べ、その男が東忠男元総理の秘書・秋葉洋二(川島潤哉)だと確認した奏は、 「環エネ事件」の犠牲になった父の死、カオリの事故、そして放火事件がすべて繋がっていると確信。入院中の浩一郎の元に駆けつける。

20年前、「環エネ事件」で逮捕された東議員を無罪に導いた浩一郎、そんな彼の命を狙って放火したのが秘書の秋葉という事実を突きつけ、奏は浩一郎に「教えてください。真実を」と懇願する。そんな奏と対峙した浩一郎は、とうとう重い口を開き、秘めてきた衝撃の真相を語り始める。それは時空を遡り、20年前のある出来事から始まっていた。

12年ぶりに再会したことで、封印してきた“運命の初恋”が甦ってしまった奏と真樹。しかし、そんな2人を襲ったのは、事件の担当検事と容疑者として対峙することになるという想像を絶する出来事。そして病に冒されている真樹にタイムリミットが迫っているという悲しい現実だった。そのうえ、2人には父親同士の確執という重しまでのしかかっている。

そんな中、病状が進行した真樹は「生きるのを、諦めてほしくない」という奏の願いを受け止め、奏の元婚約者・奥田貴志(安藤政信)の執刀で、手術を受けることを決意するが……。宿命的に起きた3つ事件と、時を超えて出逢ってしまった奏と真樹の愛の物語がついに“フィナーレ”を迎える。
(文=リアルサウンド編集部)

© 株式会社blueprint