「床がおまえの顔みたいに汚い」神戸の私立高教諭、生徒に暴言 身体的特徴まねて「就職で困るぞ」差別的発言も

神戸新聞NEXT

 神戸市内の私立高校で4月、男性教諭が生徒に対し「床がおまえの顔みたいに汚い」などと暴言を浴びせ、身体的特徴に対し差別的発言をしていたことが3日、同校への取材で分かった。

 同校によると、男性教諭は4月中旬、4時限続けての実習授業の際、私語をした生徒2人を叱責し、1限目は教室に立たせて授業に参加させなかった。

 2限目以降は教室内の掃除を命じ、1人の生徒に対して他の生徒がいる前で「床がおまえの顔みたいに汚いからきれいにしとけ」と発言。この生徒の文房具を床に投げ付けたほか、身体的な特徴をまねて「就職で困るぞ」などと差別的な言葉を口にしたという。

 教諭は教頭とともに2生徒に直接謝罪をした。同校は指導状況を詳しく調査し、処分を検討する。一方、「生徒との関係は解決済み」として、現在も2生徒の授業を教諭に担当させているが、差別的な発言を受けた生徒側は兵庫県警に侮辱容疑で被害届を出している。(鈴木雅之)

© 株式会社神戸新聞社