「カマダの言葉は不快だ」鎌田大地のラツィオとの交渉破談や会長への発言に地元メディアが嫌悪感「ダイチは本当にひどい成績だった」

鎌田大地の発言がイタリアで物議を醸している。

ラツィオとの契約延長交渉がまとまらず、退団となった鎌田は、6月3日に千葉県内で行なわれた日本代表のトレーニングの後に取材に応じ、こう経緯を説明した。

「元々は残る予定だったんですけど、イタリア人だし、ラツィオは会長がね、イタリアの中でも有名な会長なんですけど、大変なんで。本当に残るつもりだったし、(イゴール・トゥドール)監督とも残るという話をしていた。自分が求めたのは単年契約だけでお金とかは十分もらってるし、何も要求はしなかった。そこ(条件)がうまく嚙み合わずという感じでしたね」

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このコメントをラツィオの専門メディアは快く思っていないようだ。『La Lazio siamo noi』は、日本代表MFの今シーズンについて、「ブンデスリーガで高く評価されていた選手は目立たないバージョンだった」と酷評した。

「トラブルに見舞われ、ポジションを外され、サッリ監督時代には決して鋭敏ではなかった。トゥドール監督の下で少しは良くなったが、要するにフランクフルトで見られた選手とは全く別人だった。ここ数日の賞賛は、彼のような才能のある選手の通常のパフォーマンスに対してのもので、それが基礎となるべきだ。しかし、最初の数か月の小ささを考えると、それはほとんど黄金のように見えた」

同メディアは「要約すると、ダイチは今シーズン本当にひどい成績で、そのパフォーマンスは日本人選手と彼の数字に大きく期待していたラツィオにも影響を与えた」とバッサリ。前述の発言についてこう非難した。

「インタビューの根幹にあるイタリアとロティートに関する決まり文句は、彼が絶対に有罪であるという状況から抜け出す方法だ。事態の経過を考えるとカマダの言葉はやや不快だ。ただ考えが変わったと言うだけで十分だったが、どうやら彼にとって誠実な態度で心を開くのは難しいようだ」

専門メディアだけに、クラブや会長への指摘に苦言を呈している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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