NPB最速166キロ右腕、2週間で2度目の“戦力外” 4四球で1死も奪えず…防御率∞の悲劇

オリオールズのチアゴ・ビエイラ(写真はブルワーズ時代)【写真:ロイター】

オリオールズは元巨人のビエイラをDFAにしたと発表した

オリオールズは3日(日本時間4日)、チアゴ・ビエイラ投手をDFA(事実上の戦力外)にしたと発表した。5月20日(同21日)にブルワーズからDFAとなり、オリオールズにトレード移籍していたが、わずか2週間で2度目の通告となった。

米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は「ビエイラはオリオールズの一員としてわずか1登板に留まった。そして、そのデビュー戦も最悪の結果だった」と伝えた。27日(同28日)に本拠地で行われたレッドソックス戦に登板したが、1死も奪えず3失点。5人と対戦して1安打4四球の大乱調だった。

ブラジル出身のビエイラは、2019年オフに巨人と契約。2021年にNPB史上最速となる166キロを計測した。シーズン途中から守護神も務め、0勝3敗1ホールド、19セーブ、防御率2.93と活躍した。2022年オフに巨人を退団し、昨年5月にブルワーズとマイナー契約。9月に昇格し2試合に登板して防御率0.00だった。

しかし、今季ここまで17試合に救援登板して0勝0敗1セーブ、防御率6.85。同記事では「ビエイラは平均98マイル(約157キロ)の速球を投げる球界屈指の剛球の持ち主だが、今シーズンは17登板してそのうち10登板で失点を許している。防御率6.85という酷い成績を残している」と厳しい評価を受けている。(Full-Count編集部)

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