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日本食を地域活性化に役立ててもらおうと、海外在住の日系人向けの研修が3日、平塚市内で行われた。参加した男女5人は、自国で展開するヒントを探りながら、各店の特徴に耳を傾けた。
国際協力機構(JICA)が主催する「食を通じた日系団体活性化コース」と銘打った研修で、鈴木製餡(あん)所(同市豊原町)、お好み焼き店「みくに」(同市紅谷町)、「湘南創菓 菊毬(まり)」(同市花水台)の3事業者が協力した。
参加者は、同製餡所を視察した後、みくにで調理実習に臨んだ。店主の長瀬護さん(66)から衛生面の注意点や材料の切り方などを教わり、実際にお好み焼きやもんじゃ焼きの調理に挑戦した。長瀬さんから生地の混ぜ方や火加減などのアドバイスを受けながら、参加者はお好み焼きを苦労して裏返していた。
ブラジルでもお好み焼きやたこ焼きを食べるという参加者の女性は「おいしかった。ブラジルではもっと辛いソースの方が受け入れられるのではないか」と話していた。