先月の為替介入、投機的な動き背景の過度な変動に対応するため実施=財務相

Takaya Yamaguchi

[東京 4日 ロイター] - 鈴木俊一財務相は4日の閣議後会見で、4月末から5月末に実施した9.7兆円超の為替介入について「投機的な動きを背景とした過度な変動に対応するため実施した」と述べた。為替介入に一定の効果があったとの認識も示した上で「今後も為替の動向を注視し、(必要に応じて)万全の対応を取っていく」と語った。

自動車各社の認証申請不正問題を巡っては、減産の動きが広がることに対する懸念を示し、経済への影響にも「大きいものもあると思う」と指摘した。その上で、影響の広がりをしっかり注視していかなければならならないと述べた。

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