陸前高田市立博物館、来館10万人達成 セレモニーで節目祝う

10万人目の来館者となった広田将さん(左から3人目)家族

 陸前高田市高田町の市立博物館(菅野義則館長)は2日、開館から1年7カ月で来館者数10万人を達成した。記念セレモニーを行い、関係者らが節目を祝った。

 10万人目は、大船渡市立根町の会社員広田将さん(36)と長女千佳ちゃん(6)、長男泰一ちゃん(4)親子。佐々木拓市長らから認定書と記念品などが贈られ、くす玉を割って大台達成を祝った。

 市立博物館は東日本大震災の津波で全壊し、2022年11月にかさ上げ地に開館。修復資料を含む7300点を展示する。旧館など4施設から回収した資料46万点のうち33万点は安定化処理や修復を終え、13万点の作業を続けている。

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