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東京電力は4日、福島第1原発処理水の6回目の海洋放出を完了した。2024年度としては2回目で、約7800トンを海に流した。今回の放出中も、原発周辺の海水に含まれる放射性物質トリチウムの濃度に異常はなかった。
6回目の放出は5月17日に開始。同22日に放出口の南側で採取した海水から1リットル当たり7.7ベクレルのトリチウムを検出したが、東電が設けた放出停止の基準(700ベクレル)や世界保健機関(WHO)の飲料水基準(1万ベクレル)を大きく下回っている。
処理水の海洋放出は昨年8月に始まり、24年度は計7回で約5万4600トンの放出を計画している。次回は早ければ月内にも始める。