トニー・アイオミ、創ってすぐこれは特別だと思ったリフを挙げる

ギタリストのトニー・アイオミが、創作してすぐこれは特別だと思ったリフが入るブラック・サバスの楽曲を挙げた。「キング・オブ・リフ」だけに、その栄光の瞬間はファースト・アルバム制作時からあったそうだ。

アイオミは『Loudwire Nights』のインタビューで、「うぬぼれているように聞こえて欲しくないが、いくつかある(笑)」と答えている。「初めて、「Black Sabbath」(1970年)のリフができたとき、僕はすぐに…、これにはヴァイブとフィーリングがあり、当時、誰も聴いたことがない、全く別の何かがあるってわかった。どうやって誕生したか、わからない。ただ思いついたんだ。それが、あのアルバム(ファースト・アルバム『Black Sabbath』)の基準となった。「Wicke World」と「Black Sabbath」ができた途端、他の曲があふれ出してきた」

「「Sabbath Bloody Sabbath」(1973年)もそうだし、「Into The Void」(1971年)もだ。あのリフを僕はものすごく好きだった。エディ・ヴァン・ヘイレンのお気に入りでもあった。彼はいつも、「Into The Void」をプレイしてって言ってた。そう、いくつかあるよ。「Iron Man」もだな。全ての曲に何かしら意味があるが、これらは初めから突出してた」

オジー・オズボーンは、これまで何度も、アイオミのことを「悪魔のようなリフのキングだと俺は思っている。あいつに手が届く奴はいない」「彼こそがブラック・サバスだ。俺らみんな、このバンドの一員だが、彼の替えはきかない」「あのパワフルでダークでヘヴィなリフを考案できる奴はこの世に(ほかに)いない。彼はキング・オブ・リフだ」などと、称えてきた。

トニー・アイオミはこの数年、ブラック・サバスのリイッシュー・プロジェクトを手掛けており、先月終わり、トニー・マーティン時代のボックスセット『『Anno Domini: 1989-1995』がリリースされた。

Ako Suzuki

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