バルサ、今夏の最優先事項はN・ウィリアムズの獲得?…契約解除金は約85億円か

バルセロナがアスレティック・ビルバオ所属のスペイン代表FWニコ・ウィリアムズへの関心を強めているようだ。3日、『アス』や『スポルト』など複数のスペインメディアが伝えている。

現役時代に“黄金期”を築き、指揮官としてラ・リーガとスーペルコッパ・デ・エスパーニャのタイトルをもたらしたシャビ・エルナンデス前監督と決別し、ハンジ・フリック監督の下で新たなスタートを切ることとなったバルセロナ。クラブの逼迫した財政状況とは裏腹に、今夏の移籍市場でも複数選手の獲得を目論んでおり、アスレティック・ビルバオの“崩しの切り札”として活躍するN・ウィリアムズも新戦力の候補と報じられている。

今回の報道によると、デコSD(スポーツディレクター)をはじめとしたクラブ幹部は、N・ウィリアムズを新シーズンのスカッドに加えたいと考えており、今夏の獲得の可能性を探るべく代理人に連絡を取ったとのこと。バルセロナのクラブ内部では、同選手の獲得を今夏の最優先事項として議論しているようだ。なお、N・ウィリアムズはアスレティック・ビルバオとの現行契約を2027年6月末まで残しており、契約解除金は5000万ユーロ(約85億円)程度の模様。バルセロナは既存戦力を売却した上で、この金額を複数回に分けて支払うことを検討しているという。

現在21歳のN・ウィリアムズはアスレティック・ビルバオの下部組織出身で、2020年夏にトップチームへ昇格。徐々に出番を増やし、ここまで公式戦通算122試合の出場で20ゴール24アシストをマークしている。2022年9月にはスペイン代表にも初招集。迎えた2023-24シーズンは公式戦37試合の出場で8ゴール17アシストという成績を残し、コパ・デル・レイ制覇に大きく貢献した。

果たしてバルセロナは実際に獲得に乗り出すのだろうか。今後の動向に注目が集まる。

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