“極端な選択”を暗示した韓国映画監督、所属会社が報道資料でマスコミに協力呼びかけ…芸能界の闇も吐露

“極端な選択”を暗示した映画監督を探す報道資料が配布されたと注目を集めている。

シン・ソンフン監督が所属するライトカルチャーハウスは6月4日、「“極端な選択”を暗示して、2日間、携帯電話の電源が切れて…人に対する傷が非常に大きい」というタイトルの報道資料を各社に配布した。

これによると、シン監督はSNSを通じて“極端な選択のための会”に加入し、互いの人生の最後の日を決めて共有したという。そして、「映画製作という仕事が非常に大変で、投資を受ける過程と人から受けた傷がとても多い」と訴えた。

また、「芸能界は言葉にできないほど大変で、これ以上持ちこたえられない。アメリカに移民しようと悩んで準備したが、言語が通じないところで再び始めなければならないという負担が非常に大きい」として、「40歳を過ぎて、これ以上は人から傷つけられたくない。お金は頑張って稼げばいいが、人から受けた傷は一生胸に残るので、とても悲しい」と主張した。

(写真提供=ライトカルチャーハウス)シン・ソンフン監督

このほかにも、「実の家族との連絡を難しくしたが、家族からも傷つけられた」と主張したかと思えば、「私がいなくなっても、このようなとても立派な監督がいなくなるということがとても残念で、いなくなってはいけない方だということを感じ、情報提供をすることになった」と明らかにし、併せてプロフィール写真を配布している。

このような衝撃的なタイトルと内容に、「お忙しい中、私たちがお送りする報道資料を肯定的に検討して下さって非常に感謝申し上げる。今後、私たちの報道資料を肯定的に検討し、報道していただければ、さらに感謝する」という挨拶を付け加えた。

ライトカルチャーハウスはマスコミを通じて切迫した状況であることを知らせ、協力を求めるための資料配布だったという。しかし、芸能界では毎年のように“極端な選択”が絶えず行われており、多くの業界関係者や大衆に悲痛さをもたらしているのが現状。ウェルテル効果を憂慮する声も高まっている。

このような状況で、極端な選択を暗示する内容を具体的に説明した報道資料を送るという行動が、果たして適切なのかという否定的な反応も大きい。

なお、シン・ソンフンは過去に歌手として芸能界デビューし、複数の映画に端役として出演するなど活動してきた。2022年には映画『チャジャン麺、ありがとう』(原題)を共同演出したと発表し、大々的な広報に乗り出した。しかし、その後、作品を共同演出したパク・ヨンヘ監督と収益の配分を理由に溝が生じ、活動を中断していた。

(記事提供=OSEN)

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