バイエルン、オファー次第でFWコマンを今夏売却へ?…フリック就任のバルサが関心か

バイエルンがフランス代表FWキングスレイ・コマンの売却を検討しているようだ。3日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

現在27歳のコマンはパリ・サンジェルマン(PSG)の下部組織出身で2013年夏にトップチームへ昇格。その後はユヴェントスを経て、2015年夏にバイエルンへレンタル加入すると、ウイング(WG)の主力に定着し、2年後に完全移籍への移行が発表された。ここまで公式戦通算294試合の出場で63ゴール66アシストを記録し、数々のタイトル獲得に貢献。2023-24シーズンは度重なる負傷に苦しみながらも、27試合の出場で5ゴール3アシストをマークした。

バイエルンとの現行契約を2027年6月末まで残しているコマンだが、今夏の移籍市場での退団の可能性が浮上しているという。12シーズンぶりの無冠という不本意な結果に終わった同クラブは、ヴァンサン・コンパニ新監督の下での再出発に向けて、既存戦力の人員整理を検討しているとのこと。コマンについても相応の金額のオファーが届いた場合には、今夏の移籍を容認する可能性があるという。

なお、コマンを巡っては、ハンジ・フリック新監督の就任が発表されたバルセロナからの関心が噂されている。59歳のドイツ人指揮官はかつてバイエルンを約2シーズン率い、ブンデスリーガやチャンピオンズリーグ(CL)のタイトルを獲得。コマンも同監督の下で主力として活躍していた。

鋭い突破力を武器に約9年間に渡ってバイエルンの攻撃を牽引してきたコマン。果たして今夏に慣れ親しんだクラブを離れることになるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。

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