去年7月、札幌・すすきののホテルで男性が殺害され頭部が持ち去られた事件で、実行犯とされる女を手助けしたとして死体遺棄ほう助などの罪に問われている母の初公判が始まりました。
死体遺棄ほう助の罪と死体損壊ほう助の罪に問われているのは札幌・厚別区の無職=田村浩子被告(61)です。
起訴状によりますと、浩子被告は去年7月、娘の瑠奈被告が殺害したとされる当時62歳の男性の頭部を自宅に隠すことを容認したほか、その頭部を瑠奈被告が傷つける様子をビデオ撮影することを夫の修被告に依頼したとされています。
札幌地裁で午後3時から始まった初公判で浩子被告は言葉を詰まらせ「違うと思う点はいくつかございます」と否認しました。
裁判の注目度は高く、40枚の傍聴券を求め、357人が列を作りました。
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