「龍が如く~Beyond the Game~」世界配信決定記者会見をレポート!桐生一馬役を演じる竹内涼真さんによって完成した応龍は唯一無二のものに

本日6月4日に開催された「Prime Video 2024『龍が如く~Beyond the Game~』世界配信決定記者会見」の模様をお届けする。

本イベントには、数々の映画やドラマ、舞台などで活躍する俳優であり、本作にて桐生一馬役を演じる竹内涼真さん、ドラマシリーズ「全裸監督」の総監督を務め、本作でも監督を担当する武正晴氏が登壇した。

はじめに登壇した竹内さんは、約半年間ぐらいこの作品に命をかけてきたので、発表の日を迎えられて嬉しいとコメント。また、イベント前にセガの人たちと会い、「龍が如く~Beyond the Game~」を面白いと言ってくれ、救われた気持ちになったという。

また、イベントに着用してきたのは自前の着物で、一目ぼれして作ったが、なかなか着る機会がなかったそう。桐生一馬のイメージにも合うのではないかと、この日のために下ろしたようだ。

ステージに武氏も登壇すると、改めて作品概要の説明が行われた。

「龍が如く~Beyond the Game~」は、日米のクリエイターによるオリジナル脚本で描かれたクライムアクションサスペンス。1995年と2005年の2つの時間軸を行き来しながら物語が描かれる。

配信は、Prime Videoにて10月25日より世界独占配信。エピソードは全6話となり、10月25日と11月1日の2回に分け、30以上の言語の字幕・吹替版を同時配信するとのことだ。

主演が決まった時の気持ちを聞かれた竹内さんは、素直にびっくりしたという。皆が好きな桐生一馬を演じるにあたって、命をかけて作品に望まないと成立しないのではという重圧や使命感もあり、本気でぶつかってみようという気持ちが湧き出てきたという。

先にもらった台本を読み終えた時には、まだ演じていないのに感動してしまい、武氏に電話してしまったという。興奮しすぎて何を話したか、今では思い出せないとのことだったが、武氏はその電話を町田の駅で受けたという。それを初めて聞いた竹内さんは、地元が町田ということもあってか再び興奮した様子を見せた。

さらにイベント中には、龍が如くスタジオ代表・横山昌義氏からのコメントが代読された。このコメントに、二人は作品の推進力になるというのはもちろんだが、このような言葉をいただけでとても嬉しいと感無量の様子だった。

以下では、横山昌義氏からのコメントを紹介する。

■横山昌義氏からのコメント(龍が如くスタジオ代表・制作総指揮)

私は原作「龍が如く」の脚本を書き始めた日から今日まで、過去に戻り作品を作り直したいと思ったことは一度もありません。完成したひとつの作品を作り直す苦しみと難しさを知っているからです。

ですがもし今、神様の悪戯で二十年前のあの日に戻されてしまうのだとしたら、この作品を作ってみたい。どうせ死ぬほどの苦労をするのであれば、今の自分が一番魅力を感じる神室町や桐生一馬を描きたい。このドラマにはそのすべてが揃っています。

「龍が如く~Beyond the Game~」は、間違いなく「龍が如く」のもう一つの代表作となるでしょう。主観視点で楽しむのがゲームだとしたら、これは究極の客観視点で楽しむ「龍が如く」。ゲームをプレイしたファンは、数秒ごとに訪れる意外性とリアリティーに引き込まれ、そして原作を知らない方は、ただそこに実在するかのような世界での出来事に没頭するでしょう。

私は一瞬も見逃せない緊張感に溢れた数時間を、世界中の人々と一緒に味わいたいと思っています

またメディアからの質問では、竹内さんへ本作にかけた体づくりについて尋ねる場面も。桐生一馬と言えば格闘シーンが魅力的だが、格闘技は未経験の竹内さん。どうするか悩んでいたある日の夢に突然、朝倉未来さんが出てきたという。これに運命を感じた竹内さんは朝倉さんに連絡を取り、みっちりレクチャーしてもらったというエピソードを明かした。

イベントの最後には、この日のために用意したという応龍を描いた金屏風が登場。竹内さんによる目入れをし、本作のヒット祈願を行おうというもの。

筆を取った竹内さんが一つ、二つと書き入れていったが、二か所の場所を間違えてしまい、最終的には三つ目(?)の龍が完成。会場中が笑いに包まれる中、竹内さんも焦りを見せていたが、これはこれで唯一無二、オンリーワンの龍になったとその場は収まった。

その後、登壇した二人から配信を待つファンにメッセージが送られ、本イベントは終了となった。

イベント終了後にロビーに飾られた金屏風

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