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病気やけがなどで髪を失った子どもに医療用ウィッグを贈る「ヘアドネーション」に協力しようと、伊勢崎赤堀南小4年の荒井彩伽さん(10)が4年近く大切に伸ばしてきた髪を48センチ切った=写真。
7歳の七五三をきっかけに髪を伸ばし始めた荒井さんは、母・みゆきさん(52)の勧めで、ヘアドネーション挑戦を決意。夏は水泳帽に入るよう髪をまとめるのに苦労したこともあったが、上級生がヘアドネーションに協力したことにも刺激を受けた。髪を乾かす際には父・勉さん(57)、みゆきさん、姉で伊勢崎赤堀中1年の愛美さん(12)も手伝い、家族一丸で髪をケアしてきた。
伊勢崎市の美容院「Scarecrow(スケアクロウ) ISESAKI」でみゆきさん、愛美さんに見守られ、腰まで伸びた髪をばっさり切った。「軽くなった。髪を失って悩んでいる人の役に立ってほしい」と笑顔を見せた。
切った髪はヘアドネーション活動に取り組むNPO法人に送られる。