アストンマーティン育成のクロフォードがF1マシンをテストへ。レッドブルリンクでAMR22をドライブ

 アストンマーティンF1の若手ドライバー育成プログラムに所属するジャック・クロフォードは、オーストリアのレッドブルリンクで、アストンマーティンの2022年型マシン『AMR22』をドライブする。これはクロフォードにとって、初めてF1マシンを体験する機会となる。

 アメリカ出身のクロフォードは、現在ダムス・ルーカスオイルからFIA F2選手権に参戦しているが、それと並行してアストンマーティンの若手ドライバー育成プログラムにも参加している。このプログラムは、新たな才能の持ち主たちをモータースポーツのトップレベルで競わせるために育成することを目的としている。

2024年FIA F2第5戦モンテカルロ ジャック・クロフォード(ダムス・ルーカスオイル/アストンマーティン育成)

 プログラムの一環として、クロフォードはスキルを磨くためにさまざまな活動に従事してきた。それには、厳しい体力トレーニングやメディアトレーニング、そしてAMRテクノロジーキャンパスでのドライバー・イン・ザ・ループの多くのセッションが含まれている。さらに、クロフォードはグランプリの週末にF1チームに同行することで貴重な経験を積んでおり、F1チームの運営について内部からの視点による知見を得ている。

 今月初めにベルリンで行われたフォーミュラEのテストも、クロフォードにとって貴重な学習体験となった。しかし、オーストリアで開催されるF1テストは、彼の成長における次の重要なステップとなる。

「アストンマーティン・アラムコ・F1チームとのテストは、単なる夢の実現ではない。僕のモータースポーツの旅における重要でエキサイティングなステップだ」と、F1のコースデビューを前にジャックはコメントした。

「F1マシンをドライブし、チームから多くのことを学び、さらに自分をプッシュするチャンスを得られたことにとても感謝している。僕を信じてこの機会を与えてくれたアストンマーティン・アラムコF1チームに心からの感謝を伝えたい」

「6月5日にオーストリアのコースを走るのが待ちきれない」

 アストンマーティンF1がクロフォードの才能を育むことに尽力していることは、チームの将来に対する長期的なビジョンを浮き彫りにしている。チームは彼に包括的なトレーニングと今回のテストのような機会を提供し、F1における将来のスター候補の訓練を積極的に行っているところだ。

2024年FIA F2第1戦サクヒール スプリントレース2位のジャック・クロフォード(ダムス・ルーカスオイル/アストンマーティン育成)

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