【ガーデニング】曇りや雨続きでもガーデンは明るく!日陰の庭でも育てられる植物6選<多年草・低木>

<ガーデニング豆知識>梅雨時ガーデンにお役立ちの「多湿を避ける対策」も紹介!

6月に入り、いよいよ梅雨の季節になりました。雨が多くなることで日当たりも悪くなり、気温の上昇による蒸れなど、植物の生長が心配になる季節でもあります。

一般的に多くの植物は日が差さず、湿気の多い梅雨の季節が苦手ですが、植物のなかには直射日光が苦手で、日陰を好む植物も存在します。

そこで今回は、日陰の庭でも育てやすい植物について紹介します。さっそく見ていきましょう。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

この記事で紹介する「日陰の庭でも育てやすい植物」

【写真1枚目/全8枚】白い手毬のような姿が美しいアジサイの仲間「アナベル」他、2枚目以降で「日陰に強い植物」を紹介します!
  • アジュガ
  • アスチルベ
  • ヒューケラ
  • アメリカノリノキ・アナベル
  • クチナシ
  • ギボウシ(ホスタ)

曇りや雨でもガーデンは明るく!日陰の庭でも育てやすい多年草3選

アジュガ

グランドカバープランツとしても優秀な「アジュガ」

グランドカバープランツとして人気のアジュガは、葉色が美しい多年草です。銅葉や斑入りの葉が大人っぽく、ガーデンを足元からオシャレに演出します。

強い日差しが苦手なので、シェードガーデン向きの植物です。元気に育つと一面に広がりますが、根が浅いので適宜引き抜いて処分しましょう。

※参考価格:300~500円前後(3号ポット苗)

アスチルベ

ふわふわとした優しげな雰囲気が特徴の「アスチルベ」

ふわふわとした優しげな雰囲気が特徴のアスチルベ。梅雨時期に開花し、植えっぱなしでも育てられる多年草です。

ピンクやホワイトの花穂は雨のなかでも咲き続け、梅雨のガーデンを美しく彩ります。極端な多湿は嫌いますが、乾燥も苦手なので、明るい日陰のほうが育てやすい植物です。

※参考価格:300~500円前後(3号ポット苗)

ヒューケラ

定番カラーリーフの「ヒューケラ」

イエローやライムグリーン、さらにはダークカラーの葉色まで、ヒューケラはオシャレなリーフプランツの定番ともいえる多年草です。とにかく葉色が豊富なので、組み合わせを考えて植えるのも楽しみのひとつです。

日陰でも育てやすく、明るい葉色を選べば、シェードガーデンの彩りにも重宝します。春から初夏にかけて、素朴で美しい花も楽しめます。

※参考価格:500~1000円前後(3号ポット苗)

シェードガーデンを美しく彩る!日陰に強い低木・多年草3選

アメリカノリノキ・アナベル

白く清楚な花を咲かせる「アメリカノリノキ(アナベル)」

アジサイの仲間のアメリカノリノキ・アナベルは、ホワイトの装飾花が美しい落葉低木です。アジサイと同じく5月頃から開花し、大きな花を咲かせます。

北側の庭などでも適度な日照があれば、コンパクトに育てることができ、美しい株姿を堪能できます。花芽は開花する年の春にできるので、剪定作業もラクです。

※参考価格:700~1000円前後(3号ポット苗)

クチナシ

Doikanoy/shutterstock.com

三大香木のひとつにも挙げられるクチナシは、濃厚な香りが楽しめる常緑低木です。肉厚の白い花弁が大変美しく、とくに八重咲きの品種はバラのような気品が感じられます。

繊細な花弁や葉は強い日差しが苦手ですが、花つきをよくするためには適度な日光も必要です。シェードガーデンで育てるときは、なるべく明るい場所で管理するようにしましょう。

※参考価格:1000~2000円前後(5号ポット苗)

ギボウシ(ホスタ)

Flower_Garden/shutterstock.com

ギボウシは幅広の大きな葉が特徴的な宿根草です。葉が旺盛に茂るので、元気に育つとシェードガーデンのなかでも存在感を発揮する定番リーフプランツです。

今の時期はアジサイなどボリュームのある植物と一緒に植えるのもおすすめです。葉色はグリーンがメインですが、淡いグリーンや濃いグリーン、斑入りの葉など品種が豊富です。

※参考価格:1000~2000円前後(4号ポット苗)

まとめにかえて

今回は日陰の庭でも育てやすい植物について紹介しました。

梅雨に開花する植物はジメジメした環境に比較的強いのが特徴ですが、雨が長く降ると多湿による根腐れや病気の可能性がないわけではありません。

多湿を避けるためには、下記の対策をおこなっておくのがおすすめです。

多湿を避ける対策

多湿を防ぐ4つの対策
  • 植え付け時は土を高くしておく
  • 水はけのよい土に植える
  • 鉢植えにする
  • 軒下に移動する

植物の生長や開花に必要な日照量は少なくなるものの、世話を続けておけば植物の変化にも気づきやすくなり、対処が可能になります。梅雨対策は早めにおこなって、雨のガーデンも楽しんでくださいね。

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