群馬県議会一般質問で、2029年開催の国民スポーツ大会についての質問相次ぐ

群馬県議会の一般質問が行われ、5年後に県内で開かれる国民スポーツ大会について、議員から質問が相次ぎました。

国民スポーツ大会(旧・国民体育大会)は、群馬県で「湯けむり国スポ」を愛称に2029年に開かれる予定です。

国スポを巡っては、全国知事会のなかでは「開催自治体の負担が大きい」という意見が出ているほか、山本知事は群馬での大会を時代にあったコンパクトな形に見直すことを表明しています。

自民党の亀山貴史議員は、競技力向上を目指した県の取り組みについて質問しました。

間々田スポーツ局長は、各競技団体に「ダイレクター」と呼ばれる強化責任者を昨年度から設置して選手の強化や指導者の育成などに取り組んでいると答えました。

また、自民党の橋爪洋介議員は、国スポ開催をにらみスポーツ団体の法人化の現状について質問しました。

県では、法人化によって、事故防止の対策や保険の加入を組織的に行えるなどメリットがあるとして、今年度から希望する団体の法人取得の支援事業を始めています。

間々田スポーツ局長は、国スポ実施競技の41団体のうち7団体が法人化を済ませ、今年度中に新たに5団体が法人化する予定であることを明らかにしました。

一方、橋爪議員は、県が掲げる「コンパクトな国スポ」について1983年に開いたあかぎ国体のやり方を正面から否定せず前回大会に関わった人たちも応援できる形で進めてほしいと注文をつけました。

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