岡山県産のお酒に世界の注目が集まっています。先日、ドジャースの大谷翔平選手が指揮官・ロバーツ監督の誕生日に「岡山県のお酒」をプレゼントしたことが明かされたためです。
製造元とみられる地元岡山の企業には、問い合わせの連絡が殺到しているといいます。
(ロバーツ監督)
「翔平と真美子が、私に日本のウイスキーをくれた。名前はわからないが、『グレートなパッケージ』でトップに『赤い栓』」
大谷選手が、ロバーツ監督の52歳の誕生日に、プレゼントしたウイスキーとは一体?
関係者によると、ウイスキーはドジャースの同僚・岡山県備前市出身の山本由伸投手の故郷・岡山産のものだといいます。岡山県で唯一ウイスキーを製造販売しているメーカーを訪ねました。
(小寺記者)
「100種類以上の岡山県産のお酒が並んでいます。この中に大谷選手が贈ったお酒はあるんでしょうか?」
『岡山県産のウイスキー』『赤いベルベットの栓』で『グレートなパッケージ』。。。監督へのインタビューを頼りに、プレゼントされたと思われる商品を探してもらいました。
(宮下酒造株式会社 狩山太郎さん)
「おそらく大谷選手が監督に贈られたのは、この3つのお酒なんじゃないかなと思っています」
一つ目は、『シングルモルトウイスキー 岡山トリプルカスク』です。一本16,500円。岡山県産の大麦麦芽を3年以上熟成させたシングルモルトウイスキーです。
しかし・・・ウイスキーは『赤いベルベッドの栓』ではないといいます。その宮下酒造には、『赤いベルベッドの栓』をした、別の商品がありました。
ウイスキーは「赤いベルベットの栓」ではない…となると?
(宮下酒造株式会社 狩山太郎さん)
「ローバーツ監督が言われた『赤いベルベット』というとウイスキーでは当てはまらないんです。ただ当てはまるのがこの日本酒なんです」
「純米大吟醸 MIYASHITA ESTATE」1本11万円の高級品です。
(狩山さん)
「お酒のために造られるお米を7%まで削ったお酒になっています。小さい粒をいかにして難しい技術でお酒にしていくかというところで、これだけの値段になっています。本当に雑味の無いクリアな味わいになっています」
狩山さんによると、大谷選手は『純米大吟醸』と『日本産ウイスキー』の2本をプレゼントした可能性が高いと言います。ロバーツ監督の発言で、宮下酒造には日本全国から問い合わせが殺到しているとのことです。
(狩山さん)
「大谷選手のような素晴らしいスターの方が贈り物として使っていただけたじゃないかということでとても嬉しく思います。大谷選手の活躍にのっかっていけたらなと」
大谷選手・山本選手の活躍とともに、岡山産の銘酒にも注目が集まっています。