村唯一のスーパーが2年前に閉店…“買い物難民”を支援 住民有志の「笑んがわ市」 売り場の隣には「サロン」も

長野放送

買物難民を支援です。2年前にスーパーが閉店した長野県下條村に買い物の場をと住民有志が企画した「笑んがわ市」が始まっています。

野菜や卵などの生鮮食品やトイレットペーパーなどの日用品。下條村で開かれた「笑んがわ市」です。

村で唯一のスーパーが2年前に閉店。「買い物難民」となった高齢者を支援したいと、住民有志で作る実行委員会が主催し、6月2日が3回目でした。

訪れた人:
「(店がなくて)やっぱり大変だな、ふと思ったときにないから。こういうふうに野菜とかやってくれるのはいいと思って、朝一で来ました」
「皆さん、いろいろ行き会える時間ができる、それが一番いい」

住民が次々と乗り込むのは実行委員が運転する車。会場までの送迎サービスです。

利用した人:
「ありがたいと思います。足がないのでね、これがなければ来られません」

飯田市まで買い物に出かけるか、配達してもらう人が多い中、身近な場所で地元の品も買えるとあって好評です。

売り場の隣には住民同士が交流できる「サロン」も用意しました。

利用者:
「いいよね。懐かしい人とあえて、最高だに」

笑んがわ市 実行委員・福沢利尚さん:
「地域の人たちの交流。久しぶりに会った人たちとお茶を飲みながら会話するのが一番、村のためにいいのかなと。これからもっと継続して村中に広げていきたい」

今後、商品を増やすなど工夫して定期的に開催する予定です。

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