「都会みたいな駐車料金」長野・城山公園の駐車場 無料が2時間600円に そして半年で変更…20分100円に なぜ?市に聞いた

長野放送

長野市の城山公園の駐車場料金です。2023年12月から「2時間まで600円」で有料化されましたが、あさって6月1日からは「20分ごとに100円」に変わります。なぜ半年で変更するのか。利用者の声と、市の狙いを聞きました。

親子連れに人気の公園にー入場無料の動物園。県立美術館やテニスコートも。様々な施設が集まる長野市の城山エリア。

ここには、3か所の駐車場があり合わせて433台が止められます。以前は無料でしたが、公園や施設の利用者以外の駐車が目立っていたことから、市と駐車場を管理する市開発公社は、適正利用につなげようと去年12月に有料化しました。

市内の子育て世帯や、施設利用者向けの割引サービスはありますが、一般の利用者の料金は、「2時間まで600円、それ以降20分ごとに100円加算」となっています。

美術館利用(静岡から):
「公園なのに意外と高くてびっくり、1日いようとはならない。都会みたいな駐車料金ですね」

この料金体系があさって6月1日から変更されます。「20分まで100円、それ以降20分ごとに100円加算」に。割引サービスは継続されます。

なぜ半年で変更することにしたのでしょうか。

市公園緑地課・宮下結城主幹:
「利用状況の調査と皆さんの声から、短時間の利用でも公園に来られる方が使いやすいような料金体系にした」

市などによりますと、有料化後の利用状況は、2時間未満がおよそ8割、1時間未満がおよそ4割に上っているということです。

また、市民などから料金体系の見直しを求める声も多く寄せられていたと言います。

市公園緑地課・宮下結城主幹:
「数分使うだけでも高いんじゃないか、見直してもらえないかという意見が多かった」

利用者はー。

美術館利用(松本から):
「細かく止まれる(利用できる)ならいいんじゃないですか。短く使う人がいればお金もかからないし、いいと思う」

公園利用(市内から):
「(子育てパスポートがあるので)特に料金がかかることがないので、あまり変化は感じていないです」

短時間でも利用しやすくなった駐車場。市などは、引き続き利用状況を注視していきたいとしています。

荻原健司市長:
「より利用しやすい駐車場の在り方は絶え間なく運営管理者と話を進めていきたい」

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