窃盗の疑いでベトナム男2人を再逮捕へ 群馬県警など合同捜査班

 群馬県安中市と同県近郊で山あいの住宅が狙われた連続強盗事件で、群馬、栃木、長野、福島の4県警の合同捜査班は4日、被害品のキャッシュカードを使おうとした窃盗未遂容疑などで逮捕しているベトナム国籍男2人を、勾留期限の5日にも窃盗容疑で再逮捕する方針を固めたと発表した。

 捜査班によると、2人は共謀して、強盗被害に遭った栃木県日光市の男性のキャッシュカードを使い、現金を引き出した疑いが持たれているという。

 捜査班は5月15日に群馬県高崎市の宿泊施設にいた住居不詳、自称内装工の男(25)を窃盗未遂容疑で、一緒にいた同国籍男で住居不定、元技能実習生の男(23)は入管難民法違反(不法残留)容疑でそれぞれ逮捕。連続強盗事件について何らかの事情を知っている可能性があるとみて調べていた。

 関係者によると、自称内装工の男は遅くとも事件が発生し始めた4月下旬までには、藤岡市の上信越道藤岡インターチェンジ近くのアパートを拠点にするようになり、他地域で暮らす元技能実習生の男を車で迎えに行き、外出していたとみられる。

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