【阪神】交流戦最下位の岡田監督 大山悠輔とゲラの二軍降格を明言「自信をなくしてる」

ベンチで厳しい表情の岡田監督

阪神は4日の楽天戦(甲子園)で延長10回の末、1―3の逆転負け。これで交流戦は1勝5敗となり、同成績で12球団中最下位に沈んだ。

試合後の岡田彰布監督(66)は1得点に終わった打線に「もう毎試合のことやからええよ。そういうコメントは」とバッサリ。返す刀で大山悠輔内野手とゲラ投手の二軍降格を明言した。

この日の大山は5月16日の中日戦(バンテリン)以来、今季2度目のベンチスタート。10回二死一、三塁で打席に中野という場面で、ネクストバッターサークルで準備をしていたが、出場することはなかった。

指揮官は「明日からファームよ。自信をなくしてる。体のキレを戻さんとなあ」と話した。ウエスタン戦に出場するのではなく、ミニキャンプで体を作り直すように指令を出したという。

一方のゲラは10回に登板し、被安打3、2失点で3敗目(8セーブ)。3試合連続失点と不調の助っ人右腕に対しても「いや、もう明日からファーム行く。そのまま投げとってもそらあなあ」と渋い表情だった。

交流戦に入っても不調が続くチームは、26勝24敗4分の貯金2で何とかAクラスをキープしている。とはいえ、昨季全試合で4番を張った大山、守護神候補だったゲラの二軍再調整は異常事態。悲願の連覇への道は険しい。

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