「ユキナリ・スガワラ」の名がイタリア王者の補強リストに連なる…インテルのオランダ代表DFの後釜筆頭か

インテルは、AZに所属する右SB菅原由勢に対する関心を強めているようだ。3日、イタリアメディア『Quotidiano Sportivo』が報じている。

目下、“ネラッズーロ”は右WBデンゼル・ダンフリースとの将来に決着を付けなければならない。現行契約は2025年夏に切れる。昨秋に選手側から打診された年俸550万ユーロ(約9億3000万円)の新契約を拒否した後、交渉は停滞したまま。だからこそ、オランダ代表として臨むEURO2024は両者にとって都合が良いという。注目を浴びれば浴びるほど、移籍金や年俸が上昇する可能性があるからだ。

そして、そのダンフリース後釜として挙げられているのが菅原由勢のようだ。名古屋グランパスから欧州へと羽ばたくと、AZ在籍5年目を迎えた今シーズンは公式戦42試合に出場し4得点8アシストの大活躍。『Quotidiano Sportivo』は、「オランダ人の後継者としては数人のプロフィールが挙げられている」とした上で、「AZとの契約が1年後に切れる日本人のユキナリ・スガワラが気に入られている」と、“イタリア王者”の補強リストに依然として名を連ねていると指摘した。

また同紙は、引き止めを試みる方針のAZは「優位な立場ではない」という見方を示す。移籍金は1000万ユーロ(約17億円)に到達する見込みがなく、年俸も20万ユーロ(約3400万円)に満たないとのこと。セリエAを制覇するほどのビッグクラブにとっては、「乗り越えられないものではない」と獲得のハードルが高くないことを強調している。

インテルはダンフリーズとの契約延長が成立しなかった場合は、菅原の他に挙げられているアタランタに所属するDFエミル・ホルムらの候補者を含め、後任探しに着手するようだ。

© 株式会社シーソーゲーム