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[ワシントン 4日 ロイター] - アデエモ米財務副長官は、ウクライナ侵攻を続けるロシアへの制裁を巡り、米企業はコンプライアンス(法令順守)を強化する必要があるとの見解を示した。4日、CNBCのインタビューで明らかにした。
米企業はロシアの制裁逃れに加担しないよう、サプライチェーン(供給網)に一層の注意を払う必要があると強調した。
特に半導体などの超微細化関連製品や工作機械の製造業者は、中国メーカー製を含めてロシアへの「軍民両用」製品の供給を断つためにコンプライアンスを強化する必要があるとも述べた。貨物輸送業者や流通業者も同様の対応が必要で、金融機関は「懸念される国々」の中小銀行との関係を調査する必要があるとも言及。ロシアが米国の制裁から逃れる方法を探していることが理由だとした。
工作機械やエンジン部品など中国からの物品供給がなければ、ロシアの軍産複合体は「機能しなくなる」と主張。中国はロシアと堅固な経済関係を持つことはできるが、軍事生産に使用できる物品は認められないとも言及した。