ブロッサムズ、新アルバムのMVで巨大なゴリラが盗まれた実話を再現!

ブロッサムズの新しいミュージックビデオは、ガーデンセンターから巨大なゴリラの彫刻が盗まれ話題を呼んだ実話に基づいているという。

2023年、スコットランドのガーデンセンターから巨大なゴリラ、ガリーの像が盗まれた。翌年それは持ち主の元へと戻ってきたが、同バンドは待望の5枚目のスタジオアルバムをそのゴリラの彫刻にちなんで『ゲイリー』と名付けたという。

そのタイトルトラックについてボーカルのトム・オグデンはこう話している。「この曲は、去年ラジオで聞いた実話に基づいている。ゲイリーは、スコットランドのカールークにあるレイナード・ガーデンセンターから盗まれた8フィート(約2.5メートル)のファイバーグラス製のゴリラなんだ」「リック・アストリーがガーデンセンターのオーナー、アンドリュー・スコットを演じ、バンドメンバーがゲイリーを盗むというストーリーをスクリーンに再現した。ストックポート、ピークディストリクト、ダービーシャー周辺で16mmフィルムで撮影したんだけど、作るのがとても楽しかったよ」「この曲はアルバムの目玉で、色んなタイトルを考えたけど結局『ゲイリー』に戻った。それ以外なかったんだ」

トムと弟のユアンが監督した同MVには、以前も同バンドのビデオにカメオ出演したことがある歌手で友人のリック・アストリーが再び参加している。

9月20日にリリース予定の同ニューアルバムは『ホワット・キャン・アイ・セイ・アフター・アイム・ソーリー?』『ナイトクラブ』をプロデュースしたジョシュ・ロイド・ワトソンと、同バンドの常連コラボレーターである ザ・コーラルのジェイムズ・スケリーがプロデュースを担当、また『アイ・ライク・ユア・ルック』と『ホワイ・ドゥ・アイ・ギブ・ユー・ザ・ワースト・オブ・ミー?』の2曲で、歌手のCMATが共同制作している。

「このアルバムの核心は、僕ら5人が何年かぶりに同じ部屋で一緒にライブレコーディングをしたこと」と語るトムはこう続けている。「5人の友達がバンドを始め、一緒に音楽を作ろうと決めた時のエネルギーを表現したかったんだ」

また、収録曲の『ビッグ・スター』と『マザーズ』も実話からインスパイアされたものだとトムは語っている。

2013年の結成以来幅広い成功と称賛を受けてきたブロッサムズ、2016年のデビュー作『ブロッサムズ』はアルバムチャートで2週連続首位を獲得、またブリット・アワードやマーキュリー・プライズにもノミネートされた。

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