「今夏がK-POP5世代ボーイグループのトップを決める重大な分岐点」候補はZEROBASEONE、TWS、RIIZE

「第5世代ボーイズグループ」を代表する3つのグループが今夏も盛り上げる。

明るくさわやかなコンセプトと大衆への好印象で、K-POPボーイズグループの新しい流れを形成している。ZEROBASEONE、TWS、RIIZEのことだ。緻密な世界観と刀群舞、強烈なカリスマで代表されていた従来のボーイグループの流れが、彼らによって変わっているという評価が出ている。歌謡界の勢力図の変化が確実に現れるものと予想される。

大衆音楽評論家のキム・ドホンは「音楽の全体的な雰囲気だけでなく、日常の些細な話に焦点を合わせるメッセージもまた新しい時代の需要と合致している」とし、「これは世界観・コンセプトが長期間続いてきたことに対する一種の反作用でもあり、K-POPの流行の流れを示している」と意見を伝えた。

ZEROBASEONE

まず、ZEROBASEONE。先月発表した3rdミニアルバム『You had me at HELLO』のリード曲『Feel the POP』を前面に出して人気を集めている。

『Feel the POP』は青春時代に経験する悩み、ためらいなどの感情を「POP POP」と吹き飛ばすというストーリーを盛り込んだ。

カジュアルな衣装と弾けるようなパフォーマンスは、この曲のダンサブルで軽快な雰囲気と合致し、大衆の人気を集めた。

(写真提供=OSEN)ZEROBASEONE

実際、『Feel the POP』を通じて、ZEROBASEONEは韓国の音楽番組でデビュー後初の1位を手にするなど、計3冠王に。日本でも最新のオリコン週間アルバムと週間合算アルバムランキングのトップを席巻するなど、熱い勢いが続いている。

TWS

『Plot Twist』でシンドローム級の人気を巻き起こしているTWSも6月5日、先行公開曲『hey!hey!』でカムバックへのカウントダウンに突入する。

TWSは6月3日、ハイティーンの魅力が詰まった『hey!hey!』のMVティーザーを公開し、ファンをときめかせ、夏休みの思い出の旅をコンセプトに、純粋で美しい青春の感性をそのまま溶け込ませた。疾走感溢れるロックベースのサウンドと「We Don't Stop」というチャント(相次いで叫ぶ掛け声)、バスケットボール場でのシーンでのスポーティなパフォーマンスが彼らの新しい姿を予告。

TWSは清涼な音楽とビジュアルで今年「最も勢いのある新人」に浮上した。少年時代の美しい感性を刺激する彼らの「Boyhood Pop」は幅広い年齢層の人気を得た。

(画像=PLEDISエンターテインメント)TWS

『Plot Twist』は主要音源チャートのトップを記録し、発売4カ月が過ぎた今も上位圏を維持している。誰もが真似しやすい動作のポイントダンスで、チャレンジブームも流行った。

6月24日、2ndミニアルバム『SUMMER BEAT!』でカムバックする彼らが、再び老若男女が楽しめる音楽とパフォーマンスで「2連続成功」を達成できるか注目だ。

RIIZE

RIIZEも6月17日、初のフルアルバム『RIIZING』を発表し、勢いを続ける。

今回の新報は、昨年9月のデビューから初めて披露するアルバムという点で関心が熱い。

リード曲のタイトルは『Boom Boom Bass』。アルバムにはリード曲を含め、『Siren』『9 Days』『Honestly』『One Kiss』『Talk Saxy』『Love 119』など計8曲が収録されている。

(写真提供=OSEN)RIIZE

メンバーの成長と共に毎瞬間変化し、特定の雰囲気に限定されないという「エモーショナルポップ」を標榜してきたRIIZE。このタイトルの下で、彼らは多彩なジャンルを試みながらも、耳に残るメロディーを離さなかった。みずみずしいPOP(『Memories』『LOVE 119』)や、最近ではブーム・バップ要素が加味されたHIPHOP(『Siren』)まで、大衆の心を射止めているだけに、新曲に対する期待感もまた大きくなっている。

大衆音楽業界では、今夏がK-POP5世代ボーイグループのトップを決める重大な分岐点だという見方が出ている。

音楽評論家のイム・ヒユンは「K-POPガールズグループのシーンでaespaとNewJeansが対決しているという構図ならば、ボーイグループのシーンでは昔とは雰囲気が逆転した感じがある」と言い、「最近『ソンジェ背負って走れ』のシンドロームで見られるように、男性のソフトパワー時代が来たようだ。自分の色を明確に出すガールズグループ対決と、大衆親和的な歩みを見せるボーイズグループ対決という正反対のバトルが興味深い」と付け加えた。

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