昼は暑いし朝夜は寒い…寒暖差が激しくて着る服がない!「衣替え」のポイントを整理収納アドバイザーが伝授

寒暖差の激しい今日このごろ……。一気に衣替えすると困ることもありますね。本記事では『心、お金、時間の巡りがよくなる「暮らしのサイクル」の作り方』(KADOKAWA)の著者で整理収納アドバイザーの井田典子氏が、衣替えや服のお手入れのポイントについて解説します。

衣替えの季節

あちこちから桜の便りが聞こえると、さすがに重たいコートは着なくなりますが、まだ肌寒い日もあったりするので、一気に衣替えすると困ることもありますね。

私は厚手の衣類から順に2、3回に分けて衣替えをします。まずは冬物コートから。1、2回しか着なかったコートや礼服は、シミや汚れがなければていねいにブラシをかけてほこりを払っておけば大丈夫。何度もクリーニングに出すよりは経済的で、風合いも保てます。

ダウンのコートは襟と袖口を手洗いして、ネットに入れて洗濯しています。コートやジャケットは、ハンガーに吊るして通気性のよいカバーをかけます。ウールやカシミヤのセーターは一度でも着たら、虫食いの原因になるので汚れをチェックして手洗いします。そのほか、厚手のスウェットなどの冬服は特にしっかりと生地の中まで乾かしてから、防虫剤を入れたケースにふんわりとたたんでしまいましょう。

衣類の数は1アイテム5点ずつをキープしたいと思っています。そこで、洗濯をしたら、次のシーズンの衣類と入れ替える前にアイテムごとにまとめて写真を撮ります。コートやセーター、カーディガンなど、アイテム別に5点を並べてみると、色の偏りに気づいたり、傷み具合を確認できたりします。来年はもう着ないと思ったら、その時点で「5点」から外して手放します。欠番ができたら、来季は堂々と補充する予算を取れますね。

冬物アウターのお手入れ方法

ウールコートのお手入れ

ウールのコートは、肩の縫い目部分に、ほこりが入り込みがち。クリーニングに出さない場合は、ブラシでていねいにほこりをかき出しておきましょう。

ウールのコート

ダウンコートのお手入れ

ダウンコートを家で洗う場合は、襟と袖口を手洗いしてから、ネットに入れて洗濯。冬の間に2〜3回、襟と袖口を洗う「中間洗い」をしておくと、かえって最後のお手入れが楽になります。

ダウンコート

整理収納アドバイザー
井田 典子

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