ソフトボール女子、花巻南28年ぶりV 岩手県高校総体

女子決勝 花巻南-花巻東 6回表花巻南1死三塁、千葉がスクイズを決め3-2と勝ち越す。捕手奥野、二塁手川原田、球審藤村=花巻市・石鳥谷ふれあい運動公園球場

 第76回岩手県高校総体第12日は4日、花巻市の石鳥谷ふれあい運動公園でソフトボールの女子決勝が行われ、花巻南が花巻東に3-2で競り勝ち、28年ぶりに頂点に立った。

 第13日の8日はローイングが行われる。

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 1点リードの七回裏2死満塁。花巻南の主戦及川愉女(ゆめ)(3年)が投じた112球目は、この日の勝負球、右打者の内角直球だった。三ゴロに抑え試合終了。28年ぶりに訪れた歓喜の瞬間、選手も、応援席も、涙と笑顔に包まれた。

 昨年の県高校総体から3度の決勝で敗れてきたライバルに雪辱。目を赤くさせた畠山彩心(あこ)主将(同)は「やっと、やっと勝てました」と勝利の余韻に浸った。

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