三重県内で交通死亡事故多発 津署員ら、買い物客らに安全呼びかけ

【スーパーの来店客(左)に交通事故防止を呼びかける署員=津市島崎町で】

 【津】三重県内で交通死亡事故が多発していることを受け、津署は4日、津市島崎町のスーパー「BASIC島崎店」前で来店客らに反射材などを配り、交通事故防止を呼びかけた。

 県警によると、県内では3日までの10日間で5件の死亡事故が発生。津市内では2日夜、県道を横断していた高齢女性がワゴン車にはねられ死亡する事故があった。

 この日は署員や市職員ら10人が「交通死亡事故連続発生中」「夜間や夕暮れ時の事故に注意」と書かれたチラシや反射材の付いたたすきなどを来店客らに配り、交通事故に注意するよう呼びかけた。

 谷口直二交通第一課長は「5月後半から交通死亡事故が急増している。事故のほとんどがちょっとした注意不足で起きているので、運転に集中してほしい。歩行者も明るい服や反射材を着用し、信号や横断歩道のあるところを渡ってほしい」と話した。

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