無免許で死亡事故起こした男に懲役2年4カ月の判決 浦添市大平の市道 那覇地裁 沖縄

那覇地裁(資料写真)

 2023年10月、浦添市大平の市道で、無免許で普通乗用車を運転し、交差点付近を横断中の女性(84)に衝突して重傷を負わせ、その後に死亡させたとして自動車運転処罰法違反(無免許過失運転致死)の罪に問われた浦添市の無職の被告(62)に、那覇地裁(加藤貴裁判官)は4日、懲役2年4月(求刑懲役3年)を言い渡した。

 加藤裁判官は判決理由で、被告に運転免許取得歴がなく、脳疾患の後遺症で右半身が動かなくなっているにも関わらず、左手と左足のみでの無免許運転に及んだことを「危険が生じ得ることは明らか」と判示。14年にも無免許運転で有罪判決を受けた点も指摘し、「懲役実刑は免れない」とした。

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