青森山田の勝負強さに脱帽....野辺地西FW堀田一希「超えるぐらいの努力で」

野辺地西FW堀田一希(写真=古部亮)

 6月3日、令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)青森予選の決勝がカクヒログループアスレチックスタジアム(天然芝)で行われ、野辺地西は大会23連覇中の絶対王者・青森山田を相手に善戦するも0-1で敗れ、またしても全国切符を逃した。

 「今日は0-0で折り返したいと話をしていた。自分たちのチャンスが多く、良い流れで後半に入れましたが、どっちかが1本決めればという試合の中で、その1本を決められなかったのは力不足だった。逆に山田はそこを決めて勝ち切った」と、野辺地西のFW10堀田一希(3年)主将は青森山田の勝負強さに脱帽だった。

 新人戦では1-2で敗戦。今回は0-1という結果に終わり、堀田は「新人戦で負けた試合に比べて成長しているなと実感はあったんですけど、1点の重みこの差は変わっていない。この差を埋めるには普段の練習の意識が大切だし、実際に山田はそういった部分をしっかりとやっています。自分たちが山田を超えるためにはやらないといけない。山田はこの夏、プレミアやインターハイを通して成長してきますし、自分たちもそれを超えるぐらいの努力をしないといけない」と悲壮感を漂わせた。

 さらに「この差を明日から切り替えて埋めていきたい。僕らはチームで戦うことがテーマです。そして守っているだけでは勝てない。最後の質に拘っていきます」と堀田はチーム全体で戦う重要性を強調。『歴史を変える』を合言葉に、冬の大一番に向けて野辺地西が歩み出す。

(文・写真=古部亮)

© サッカードットコム株式会社