6月男・大谷翔平が今ひとつ 遠のく首位打者の背中…指揮官が指摘した悪癖「難しい」

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:Getty Images】

4打数1安打で打率.321、ロバーツ監督「少しだけ追いかけることが多くなった」

■パイレーツ 1ー0 ドジャース(日本時間5日・ピッツバーグ)

ドジャースの大谷翔平投手は4日(日本時間5日)、敵地のパイレーツ戦に「2番・指名打者」で先発出場し、4打数1安打2三振だった。打率.321。今ひとつ波に乗り切れない打撃について、デーブ・ロバーツ監督は「(ボールを)少しだけ追いかけることが多くなった。彼のゾーンに来てもミスすることがある」と指摘した。

ボール球に手を出した。22歳の新人右腕ジョーンズと対戦し、初回1死は空振り三振、3回無死一塁は遊ゴロ併殺打に倒れた。第1打席は外角高めへの101マイル(約162.5キロ)、第2打席は外角高めへのチェンジアップといずれもボール球。例年好調な6月だが、これが結果が出ないことの要因のようだ。

1点リードの8回先頭では、剛腕チャップマンの低めに落ちるスプリットを中前へ打ち返した。「タイミングが合っていないスイングが少しあるけど、いずれ打ってくれるだろう。開幕してから数週間経ったときほど継続的に打てていないけど、打撃は難しい。フレディ(フリーマン)は復調しつつある。ムーキーも地道にやっているし、ショウヘイも同じ状況にいると思う」と、ロバーツ監督は話した。

2試合ぶり安打はメジャー7年目で初見参のPNCパークでは初安打。勝利に結びつけることはできなかったが、復調のきっかけにしたい。首位打者のパドレス・アラエスとは2分ほどの差がある。指揮官は「ショウヘイが好調であれば、打線にも勢いがある。(ベッツとの)上位2人は大きな役割を果たしている。今、彼らはあるべき状態ではない」と、今後に期待を込めた。(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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