北総鉄道 夜間レール交換見学ツアー 10日から先着順 線路の切り替え体験も

ツアーではレールの交換作業が見学できる(北総鉄道提供)

北総鉄道は7月12日と8月30日に「夜間レール交換作業見学ツアー」を西白井駅で開催する。普段見ることのできない終電後の線路交換作業を近くで見学できる。開催は両日ともに午後11時50分ごろから翌日午前4時ごろ。参加費は1万円。

 2022年に同社の設立50周年イベントの一環として始まり、今回で3回目。今回は保守点検車両を線路に引き込むための分岐装置の切り替え体験も初めて実施する。

 ツアーでは終電まで電車が走行していた線路の一部の切断・撤去後、新たなレールを溶接するまでの一連の作業を見学し写真撮影できる。西白井の保守用基地で、線路の分岐を手動で切り替えるレバーの操作体験も実施する。

 同社の担当者は「鉄道は駅員や運転手だけでなく、線路を守るという夜間に陰で支える仕事があることも知ってほしい」と話した。

 申し込みは6月10日から先着順で「ディスカバリー北総」のサイトから受け付ける。夜間のため18歳以上のみ、定員は各日10人。ヘルメットや安全チョッキは貸し出す。懐中電灯などの照明器具は各自で持参。問い合わせは同社運輸部営業課(電話)047(445)1901。

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