女王シフィオンテク、2022年から負けなしの19連勝で4強入り。準決勝ではガウフと3年連続の対戦[全仏オープン]

シフィオンテク、今大会初のシード対決も圧勝で4強入り

現地6月4日、「全仏オープン」(フランス・パリ)女子シングルス準々決勝が行われ、大会3連覇を狙う第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド/世界ランク1位)が、第5シードのマルケタ・ボンドロウソバ(チェコ/同6位)を1時間2分で6-0、6-2と圧倒。ベスト4入りを果たした。

2連覇中のシフィオンテクは、2回戦で大坂なおみ(フリー/同134位)にマッチポイントを握られながらも、最終セット2-5から逆転勝ち。苦しみながら勝利を手にしたが、その後は3回戦でマリー・ボウズコワ(チェコ/同42位)に6-4、6-2、4回戦でアナスタシア・ポタポワ(同41位)を6-0、6-0と圧倒し8強入りしていた。

準々決勝は、今大会で初めてとなるシード勢、さらにトップ10のボンドロウソバというタフな相手となったが、それをものともしなかった。

安定感抜群のストロークでラリー戦の主導権を握ったシフィオンテクは、第1セットだけで15本のウィナーを獲得。6ゲームを連取し第1セットを奪うと、第2セットも追い上げるボンドロウソバを引き離して6-2。1時間2分とわずか2ゲームしか落とさずに4強入りを決めた。

試合後には、「堅実なパフォーマンスだった。自分のプレーが日に日に良くなっていることに満足している」と、試合を重ねるごとに自信を手にすることができたというシフィオンテク。

簡単なことではないとしながらも、「ポイントには集中しないようにしている。正直、スコアがいくつか忘れてしまう時もあるの。テクニックや戦術、次のポイントをどうするかを考えることで、他のことを考えたり、ぼんやりする時間がない」と、まさに目の前の1ポイントに全身全霊をかけることで良い感触を得ているとした。

準決勝では、直接対決で10勝1敗と相性の良い第3シードのココ・ガウフ(アメリカ/同3位)と対戦。全仏オープンでは3年連続で相まみえることとなり、2022年決勝と2023年準々決勝ではいずれもストレートで勝利している。

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