Wソックスがクローシェ、ロバートJr.ら主力のトレードを検討か

日本時間6月5日、ホワイトソックスはカブスに逆転負けを喫し、泥沼の12連敗となった。開幕から61試合を消化して15勝46敗。すでに借金31を抱えており、シーズン100敗どころか120敗を超えそうなペースとなっている。ルーカス・ジオリトらを放出した昨季に続き、今季も夏場のトレード・デッドラインで売り手に回ることは間違いなく、米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者によると、ホワイトソックスのロースターのなかにアンタッチャブル(=トレード不可)の存在はおらず、プロスペクトを獲得するために主力選手の放出を検討しているようだ。

パッサン記者が有力なトレード候補として挙げるのは、ギャレット・クローシェ、エリック・フェディ、ルイス・ロバートJr.の3選手だ。最大の目玉と言えるのは24歳のクローシェであり、先発に転向した今季はリーグ2位の93奪三振を記録。ここまで13試合に先発して5勝5敗、防御率3.49をマークしている。FAになるのは2026年シーズン終了後のため、保有期間は2年半も残っている。ダルビッシュ有とジョー・マスグローブが同時に離脱したパドレスなどが獲得候補に挙がっているが、若さ・実力・保有期間の長さを兼ね備えたクローシェを獲得するためには、かなりの対価が必要となるはずだ。

現在31歳のフェディは昨季、韓国球界で大活躍を見せ、2年1500万ドルでホワイトソックスに加入。今季はここまで12試合に先発して4勝1敗、防御率3.12と上々のパフォーマンスを見せている。年俸がそれほど高くないことや1年半保有できることを考えれば、先発補強を必要としているチームからの人気を集めそうだ。

現在26歳のロバートJr.は昨季、自己最多の38本塁打をマーク。今季は開幕直後に故障離脱したため、ここまで8試合の出場にとどまっており、打率.250、3本塁打、5打点、1盗塁、OPS.867という成績になっている。球団オプションを含めると、契約は2027年まで残っており、クローシェと同様、獲得のためには大きな対価が必要となるだろう。

この3人以外にもマイケル・コペック、トミー・ファム、ポール・デヨングらがトレード候補に挙げられている。120敗ペースで黒星を積み重ねているホワイトソックスだが、さらに戦力ダウンすることは間違いなさそうだ。

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