アストン・ヴィラ、MFギャラガー獲得に関心か…すでにチェルシーとも接触?

アストン・ヴィラが、チェルシーに所属するイングランド代表MFコナー・ギャラガーに関心を示しているようだ。4日、イギリス紙『ガーディアン』やイギリスメディア『アスレティック』などが伝えている。

現在24歳のギャラガーは、6歳からチェルシーで練習している下部組織出身選手で、これまでチャールトンやスウォンジー、ウェスト・ブロムウィッチへのレンタル移籍を経験。2021-22シーズンにレンタル移籍したクリスタル・パレスで年間最優秀選手に選出される活躍を見せ、2022年夏からチェルシーに復帰した。

今シーズンはチーム最多となる公式戦50試合出場で7ゴール9アシストを記録。主将を務めるイングランド代表DFリース・ジェームズが不在の試合ではゲームキャプテンも務めるなど、中心選手としてプレーしている。

しかし、プレミアリーグが定めた収益と持続可能性に関する規則(PSR)に遵守するために、チェルシーは選手売却が必要であることが指摘されており、その売却対象として帳簿上で売却費がそのまま純粋な利益として計算される下部組織出身のギャラガーが挙げられているため、現行契約が2025年6月30日までとなっているものの、延長交渉は進展しておらず、去就には大きな注目が集まっている。

そんなギャラガーに対してはトッテナムから関心が寄せられていることが明らかになっているなか、来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得しているアストン・ヴィラも獲得に興味を示しているようだ。

報道によると、アストン・ヴィラのウナイ・エメリ監督がギャラガーの獲得を熱望しており、同クラブは早くもチェルシーとの交渉を開始したという。なお、チェルシーとしては少なくとも5000万ポンド(約100億円)を要求していることが明らかになっているが、アストン・ヴィラはこの金額を支払えるかは不透明になっている。

それでも、1人か2人の選手売却を行なって資金を調達するか、今年1月の移籍市場でチェルシーからの関心が伝えられていたコロンビア代表FWジョン・デュランを交渉に含めることも検討している模様で、アストン・ヴィラはできるだけ早く契約をまとめることを望んでいるようだ。

来夏にはフリーとなってしまうため、契約延長をしないのであれば、今夏にギャラガーを売却することが濃厚視されているが、果たしてチェルシーはどのような決断を下すのだろうか。

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