CF補強を望むアトレティコ、今夏最大のターゲットはアルバレス?…現時点では望み薄か

アトレティコ・マドリードがマンチェスター・シティに所属するアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスに関心を寄せているようだ。4日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

オランダ代表FWメンフィス・デパイが2023-24シーズン限りでの退団を発表し、スペイン代表FWアルバロ・モラタの去就も依然として不透明となっているアトレティコ・マドリード。こうした現状から、今夏の移籍市場ではストライカーの補強に乗り出す可能性が高いと報じられており、ジローナ所属のウクライナ代表FWアルテム・ドフビクやビジャレアル所属のノルウェー代表FWアレクサンダー・セルロートらへの関心が明らかになっている。

しかし、この度『マルカ』が報じたところによると、今夏最大のターゲットはアルバレスだという。同選手がマンチェスター・シティで主力として活躍していることや、現行契約を2028年6月末まで残していること、両クラブの在籍規模等を考慮すると、極めて困難なオペレーションが予想されるが、アトレティコ・マドリードは僅かな望みにかけてでも獲得に乗り出す可能性があるようだ。なお、クラブ間交渉は行われていないものの、選手側は既にアトレティコ・マドリードからの関心を知っているという。

現在24歳のアルバレスは母国の名門リーベル・プレートで頭角を表し、2022年夏にマンチェスター・シティへ正式加入を果たした。ノルウェー代表FWアーリング・ハーランドの控えという位置付けながら、初年度から17ゴール5アシストを挙げると、在籍2年目の2023-24シーズンはハーランドの負傷離脱もありスタメン起用の機会が増加。最終的には公式戦54試合の出場で19ゴール13アシストをマークし、プレミアリーグ制覇にも大きく貢献した。

なお、アトレティコ・マドリードはドフビクやセルロートの動向も引き続き注視しているものの、ジローナが要求する4000万ユーロ(約68億円)やビジャレアルが設定する契約解除金3800万ユーロ(約64億円)を支払う意思はないという。

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