「有罪です」罪認めた水原一平被告の量刑は142日後…ワールドシリーズ開幕予定日に決定

水原一平被告(弁護士と)/(C)ロイター

大谷の元通訳である水原一平被告(39)が4日(日本時間5日)、カリフォルニア州サンタアナの連邦地裁に出廷。黒のジャケット姿で証言台に立った同被告は起訴されている銀行詐欺と虚偽の税務書類作成に関して問われると「有罪です」と認めた。

水原被告は「賭博で大きな借金を背負い、彼(大谷)のお金に手をつけることしか思いつかなかった」と、大谷の名前は出さずに淡々とした様子で話した。

判事から、大谷への返済を求められ、国外追放処分を科される可能性があることを理解しているかと問われると「はい」と短く回答した。

すでに連邦地裁との間で司法取引が成立しており、検察側は減刑を求める見通し。量刑の言い渡しはワールドシリーズ開幕が予定されている10月25日(同26日)に設定された。

■大谷声明発表

大谷は同日、水原元通訳が罪状を認めたことを受け、「私および家族にとっても、重要な終結を迎えることができた。非常に複雑で困難な時期だった。事件に終止符を打ち、前に進む時が来たと思っている」との声明を発表。「これからもこのチームの一員として、少しでも勝利に貢献できるように集中したい」と結んだ。

米大リーグ機構は声明で「大谷翔平を詐欺の被害者と見なし、この件は終結した」と、調査の終了を明らかにした。

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