保育士の大量退職 札幌4保育園が休園 市が転園調整

保育士の大量退職で札幌市内の4つの保育園が相次いで休園しました。市は、園児の転園先の調整を進めています。5月31日からおとといまでに休園したのは、札幌の中和興産が運営する「ちゅうわ発寒保育園」と「ちゅうわ清田保育園」など4つの保育園です。最も園児の多い発寒保育園には38人が在籍していました。退職した保育士の人数は明らかになっていませんが、いずれの園でも給与が未払いになっていたということです。これを受けて札幌市は、今月15日までに園児たちの次の受け入れ先が決まるよう調整していると明らかにしました。調整の対象は、発寒や清田など3つの保育園の園児あわせて74人で、認可外の「ふしみの森めぐみ保育園」の園児は含まれていません。中和興産には助成金の過大請求の疑いもあり、市は調査を進め返納を求めるとしています。

© テレビ北海道