懐かしい養蚕作業にやりがい 特養・やまの花で蚕の飼育 群馬・神流町

 群馬県神流町万場の特別養護老人ホーム「シェステやまの花」(今井牧仁施設長)で、利用者が毎年取り組んでいる蚕の飼育が始まった。4日は、21人が幼虫に餌を与える「桑やり」をした=写真

 お年寄りたちは、若い頃に養蚕をしていた人が多く、懐かしそうに世話をしている。蚕が食べやすい大きさに桑の葉を分けたり、ふんを取り除いたりするなど毎日交代で行っているという。

 秋和幸子さん(91)は「皆で一緒にお蚕さまを育てられるのがうれしい」と喜んでいた。施設利用者の飯塚久子さん(98)が作詞した「やま花 蚕の唄」を最後に全員で歌った。

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