「岡山市単独」でアリーナ整備へ 地元経済界から要望を受け「基本計画見直し」へ 追加の調査費として2000万円

岡山市が建設を検討してきた新アリーナについてです。きょう(4日)の会見で岡山市の大森市長は、「市が単独で」アリーナを整備する考えを明らかにしました。また地元経済界から客席数を増やすよう要望されたことを受け、基本計画も見直します。

(大森雅夫岡山市長)
「愛着と誇りを醸成するものとして、やはり必要なものだという認識に至りました。そして、経済界とともにこの整備を進めていきたい」

岡山市の大森雅夫市長が市単独の予算でアリーナ事業を進めることを明らかにしました。岡山市は北区野田に約145億円をかけて新アリーナ建設を目指しています。

市は県にも費用負担を求めましたが県は参画しないことを表明。建設費の大部分を市が担うことになりますが大森市長は、「他の事業に影響はない」としています。

(大森雅夫岡山市長)
「アリーナを整備することによって他の事業に影響をきたすとか、そこまでのものはないという判断をしています。したがって岡山市民・岡山県民のためにこれはどうしても必要なものだということで(アリーナ構想)を動かしていきたい」

また基本計画では、客席数を5千席以上としていましたが、5月31日、地元の経済界が「収益性を高めるため計画以上の席数が必要」などと要望。それを受けて市は基本計画を見直し、追加の調査費として2000万円を6月補正予算案に計上します。

これにより建設は1年遅れ、新アリーナは7年後の2031年の完成となるいうことです。新アリーナの調査費などを盛り込んだ補正予算案は、6月市議会に提案されます。

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