消防隊員が救助技術を競う、群馬県消防救助技術指導会が前橋市で開かれ、陸上と水上の2部門で訓練の成果を披露しました。
指導会は、消防活動で最優先する人命救助活動の技術を競うもので、陸上と水上の2部門に県内11の消防本部から約350人の隊員が参加しました。
陸上の部は県消防学校で行われました。
「引き揚げ救助」では、5人1組となり、約10キロの空気ボンベを背負った2人の隊員がほかの隊員と協力しながら要救助者を建物の上に引き揚げるまでのタイムを競います。
15メートルのはしごを駆け上がる競技「はしご登はん」では最後の出場と決め挑んだ前橋市消防局の千木良いずむさんが見事、全国出場を果たしました。
一方、敷島公園水泳場を会場にした「水上の部」では、水中で溺れている人を安全な場所まで運ぶ競技などが行われました。
各種目の上位入賞者は、来月18日の関東大会や、8月に開かれる全国大会に出場します。