保護した子猫がお風呂の見張り番に→4年後も変わらず見守るビフォーアフターが尊い!

浴室の前で飼い主さんを見守る1才に満たない頃のルナさん

今回ご紹介するのは、Instagramユーザー@luna_luna_luna_1010さんの愛猫・「ルナ」さん(取材当時、4才)の愛らしいビフォーアフター写真。

脱衣所に佇むルナさんは、お風呂に入っている飼い主さんのことをじっと見つめています。おうちに迎えられた生後1カ月くらいの頃からこうして“お風呂の見守り”をするようになったというルナさん。それから4年が経った今も、変わらず、見守っています。

入浴する飼い主さんを見守る子猫時代のルナさん(左)と成猫になったルナさん(右)

子猫時代に比べると、体は2倍上に大きくなったものの、飼い主さんをじっと見つめる熱い眼差しに変わりはありません。どちらのルナさんも、その表情は真剣そのもの。とてもかわらいしいですよね。

飼い主さん
「うちに来た生後1カ月頃から、家中どこにもついてついてまわっていて、こうしてお風呂を見守るようになったのもその頃くらいから。飼い主がお風呂に入ってしばらくすると見に来ます。体を洗うため浴槽から上がるときにドアを閉めるので、ルナさんはいったんリビングへ。お風呂から出る頃になると、再び、戻ってきます。あまり長風呂になるとニャーニャーと鳴いて、“のぼせ防止アラーム”を鳴らしてくれることも」

ルナさんがこうして飼い主さんが入浴中、見守るようになったのにはどんな理由があるのでしょうか?

飼い主さん
「子猫の頃は、お風呂の間も目を離すのが心配だったので、見守りにきてくれて助かりました。最初は、寂しいからついてきたのだと思います。あとは、猫は濡れるのが嫌いなので『そんなに濡れて大丈夫なの?』と心配で見守ってくれてるようです。お風呂から出たのを確認すると、先にリビングへ戻っていきます」

2019年11月13日、ルナさんが新たな家族に

おうちに迎えられたルナさん

ルナさんと飼い主さんが出会ったのは、友人の実家にある小屋に迷い込んだ子猫が保護され、里親探しをしていたため。当初は、知人に紹介をしたことがきっかけでした。

ところが、その紹介は成立せず、保護した友人も日本を離れなくてはならない事情があったため、飼い主さんは熟慮の末、家族としてお迎えすることを決めました。

おうちにやって来たルナさんは、やんちゃ盛りの子猫。親猫やきょうだい猫とじゃれあいながら社会性を育むことができなかったため、飼い主さんは甘噛みの強さに苦労したといいます。一方、うれしいこともあったそうで……?

飼い主さん:
「歯の生え替わりが終わる頃には、甘噛みもおさまりました。うれしかったのは、ルナさんと暮らし始めてから、猫へのイメージが変わったこと。もっとクールだと思っていましたが、ルナさんはとても甘えん坊で、人懐こい子でした」

家族にとって「かけがえのないすべて」になったルナさん

引用元:@luna_luna_luna_1010/

飼い主さんによると、「中に小さい人間が入ってるのでは?」と錯覚してしまうほど、人間の言葉をよく理解しているというルナさん。呼ぶと、照れたような表情を見せてくれることもあるそうですよ。

飼い主さん:
「甘えん坊のツンデレ男で、とにかく優しいです。昔、ルナさんが悪いことをしたとき、後ろから抱っこしたところ、驚いた反動で、引っかかれたことありました。それから1カ月くらいは、ルナさんも私も気まずいムードに……。それ以来、同じようなことは一切、起こっていません。きっと、『やっちまった……』と、深く反省していたのだと思います」

ルナさんについて「うちに来てから、ずっと『今』が一番かわいらしくて愛おしい。ルナさんはかけがえのない私のすべて」と、胸の中を語ってくれた飼い主さん。

最後に、“猫と暮らす魅力”について伺いました。

飼い主さん:
「猫は、物静かできれい好き。とても一緒に暮らしやすいです。また、めちゃめちゃ懐いてくれるので、もう猫のいない暮らしは考えられません」

写真提供・取材協力/@luna_luna_luna_1010さん/Instagram
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/佐東みかん

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