柔道を生かした療育で発達支援へ 鈴木桂治監督、活動を語る

共同通信加盟社論説研究会で講演する柔道日本男子の鈴木桂治監督=5日午後、東京・東新橋

 柔道日本男子の鈴木桂治監督が5日、共同通信加盟社論説研究会で、柔道を生かした障害のある児童の療育について講演し「子どもたちの発達をサポートし、挑戦できる場所をつくっていきたい」と活動に込める思いを説明した。

 鈴木監督は今年1月、東京都町田市に道場をオープン。療育施設の認可申請を進めている。きっかけは2022年に生まれた第4子でダウン症の三女。娘の将来を考えると同時に、同じ境遇で悩む親に寄り添う気持ちも大きかったという。「私の人生観が変わった。子どもが楽しく体を動かしているところを見れば、親も安心して楽になる」と述べた。

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