【バレーボール】日本がドイツに勝利で会場歓喜 フルセットの激闘制す

日本代表はドイツと激闘。高橋藍(中央)は気合のポーズを見せた(Volleyball World提供)

バレーボールのネーションズリーグ(VNL)予選ラウンド男子第2週福岡大会2日目(5日、北九州市・西日本総合展示場)、世界ランキング4位の日本は同12位のドイツに3―2で勝利。通算成績を5勝1敗とした。

第1セットは一進一退の攻防の中で、石川祐希(ペルージャ)が多彩な攻撃で流れを引き寄せると、守備面でも観客席付近に飛んだボールを懸命にカバー。最後はバックアタックを決めて25―22で先取した。

第2セットは22―25、第3セットも25―27で落としたが、後がない第4セットは粘り強さを発揮。リードを許す展開で試合が進むも、日本らしいつなぎのバレーを見せ、25―23で取り返す。運命の第5セットは15―8で奪い、会場が歓喜に沸いた。

石川は第1週ブラジル大会をコンディション調整で欠場。3―0で勝利した4日のイラン戦後に「試合勘を取り戻せていないのでまだまだ」と語っていた。パリ五輪でのメダル獲得に向けて、一戦ごとにギアを上げていきたいところだ。

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