「オポジットなので、決めるだけだった」西田有志がチーム最多タイの21得点!「仕事を全うできて良かった」【ネーションズリーグ】

パリ五輪の世界最終予選を兼ねたバレーボールの「ネーションズリーグ(VNL)」予選ラウンド第2週・福岡大会の第2戦が6月5日に行なわれ、すでにパリ五輪の出場権を手にしている男子の日本代表(世界ランキング4位)はドイツ代表(同12位)と対戦。フルセットの末、3-2(25-22、22-25、25-27、25-23、15-8)で競り勝ち、前日のイラン戦に続いて連勝。通算成績を5勝1敗とした。

キャプテンの石川祐希とともにチーム最多の21得点を決め、印象的な活躍を見せたのが、オポジットの西田有志だ。中盤から終盤にかけてトスが上がり、次々と相手コートにアタックを決めて見せた。左の大砲は、「オポジットなんで決めるだけだった。シンプルな考えで仕事を全うできたことは良かった」と振り返った。

ドイツと演じた接戦は、五輪に向けた貴重な経験だった。「ドイツも全員がすごいバレーをしてきたので、そのなかでこうやって勝ち切れたことは、チームとしていい経験になった」と続け、「こういう展開にならないように、もっと全員で練習をしながら、こういうメンタリティーを作りながら、しっかりと次の試合に臨みたい」と先を見据えた。
「皆さん、ハラハラしたと思いますけど、僕たちもハラハラしていました(笑)。でも、勝ちました! これからまたタフな試合になっていくと思いますが、皆さんの応援が重要になってきますので、引き続き応援よろしくお願いします」

前日のイラン戦でも石川、高橋藍とともにチーム最多の14得点。西田の得点力から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

© 日本スポーツ企画出版社